・ 2008/08/31(Sun)
SR20DET
8月4日に紹介した。ピストン溶けていたブロックをオーバーサイズピストンを入れて治しました。
ピストンはHKS社のニッケルメッキ処理済みの物を使用しました。
もちろん、シリンダーはダミーヘッドを取付けしてボーリング・ホーニングをしています。HKS社のピストンは指定クリアランスで加工するとリングの合口隙間が丁度いい感じになります。
しかし、今回はオイル消費を考えて2ndリングの合口を少し広めに調整しました。
(このブロックは、鋳鉄ライナーが圧入してある物です)
・ 2008/08/29(Fri)
ロングストローククランク
RB26DETTのクランクシャフトです。
左右のクランクちょっと違うのが分かりますか?
左のクランクはノーマルのクランクです。そして右の物はロングストロークになっている物です。2800のクランクです。
見比べて見てください。クランクピンの外側の余肉の付き方が違いますよね。
・ 2008/08/28(Thu)
SR20DET
ヘッドを組付けします。
今回はバルブスプリングをダブルスプリングに変更します。
インナースプリングは流用品を使用しスプリングシート座金は新規に製作しました。リテーナーはチタン合金製の物を製作しました。これで動弁系は問題なしですね。
・ 2008/08/27(Wed)
VQ35DE
腰下の組付け完成です。
シリンダーのボーリング・ホーニングを行い、クランクの曲がり点検とバランス修正をしてメタルのクリアランスを調整しピストンリングの合口隙間の点検調整をして組付けです。
ヘッドとの合体はお客様が行います。
さあ、これから関西地方へ発送です。
・ 2008/08/26(Tue)
VQ35DE
クランクを取付けしました。
軽く廻るし、結構いい感じです。
このクランクは、ダイナミックバランスも見てあるのでスムーズなエンジンになると思います。
・ 2008/08/25(Mon)
VQ35DE
腰下を組立するところです。
このエンジンもアルミブロックですね。アルミブロックは気を使います。
みんなそれぞれ癖がありますね。
VQエンジンはシンプルでカッコいいです。
・ 2008/08/23(Sat)
VQ35DE
Z33のVQ35です。
HKS社製のコンロッドとピストンです。
鍛造素材から加工して仕上げている精度高いコンロッドです。
鍛造品だと安心して使えますね。
ちゃんと大端部と小端部の重量を揃える加工が入っているし、いい品物です。
V型はコンロッド重量がクランクのバランスウエイトと親密な関係がありますから。
・ 2008/08/22(Fri)
2ZZ-GE
そしてフロントカバーを取付けしました。
最近のエンジンに良く見る上下一体のフロントカバーです。
・ 2008/08/21(Thu)
2ZZ-GE
タイミングチェーンを張っています。
シングルチェーンなのでSR20みたい。
ヘッド面研とブロック面研をしたのでバルタイが少し遅れているみたい!2~3度
バルタイを確認するのも大変です。可変するし低速と高速とカムが違うしで最初は頭の中で混乱しました。
ちょっと特殊な加工をして遅れていたバルタイを調整しました。
・ 2008/08/20(Wed)
2ZZ-GE
ロッカーアーム部分のアップ写真です。
ローラーロッカーが見えるでしょ!
ロッカーアーム式の動弁機構は難しいですよね。ロッカーのR形状によってカム側のプロフィールを合わせて設計しないといけませんから。。(当然か!)
日産のSR20DETエンジンもシルビア系とパルサーGTI-RとでロッカーRが違うんですよ。皆さん知ってました?見た目では区別がつかない位の違いですが!
・ 2008/08/20(Wed)
2ZZ-GE
ヘッドとブロックを合体しました。
ロッカーアームはこんな感じです。わかります?
低速と高速のロッカーとカムがあるんです。ホンダに良く似ています。
バルブクリアランスはシム式の調整なので専用工具が必要で大変なんです~。
・ 2008/08/19(Tue)
kawasaki Z
Kawasakiのオートバイのシリンダーです。
ライナーを入替して大きなピストンが組付け出来るように加工しています。
ライナーその物はアメリカ製の物を使用したり当社内で製作したりと様々です。
焼き嵌めでライナーがシリンダーにはまっていますが、オーバーヒートを経験したシリンダーだと厄介なんです。
・ 2008/08/18(Mon)
2ZZ-GE
ヘッドにバルブを組付けするところです。
もちろん、面研も行いきれいに仕上げました。
ヘッドの加工は。
・バルブシートの当たり点検(新品ヘッドなので基本的に点検のみでOK)
・バルブ摺りあわせ
・ポート研磨(鋳肌とり、段付修正研磨)
・燃焼室容積測定
・ヘッド面研(最小量)
・バルブスプリング荷重測定
大体こんな感じで加工しました。
・ 2008/08/17(Sun)
バルブリセス加工
PORSCHEのピストンにバルブのリセス加工を施しました。
PORSCHEはピストンもそうですが、バルブも大きいです。INTは53mm位のカッターを使って加工します。EXHは43mm位かな。。加工するカッターも自作した物を何種類も持っているので大体のエンジン用のリセス加工ができます。
PORSCHEはINTとEXHのバルブ傾斜角度が違うんです。ピンオフセットも考えながら加工します。
・ 2008/08/15(Fri)
SR20DET
燃焼室の修理が終わりました。
バルブシートも再度加工して完璧です。
さあ、組立の準備をしないと。。。
・ 2008/08/14(Thu)
アルゴン溶接
先日のロングトーチを取付けしてみました。
太いし長くてデカイですね。
電極も新品の物でないと先端部分まで出てこないです。
さあ、これで少し奥まったところの溶接もできるかな。
・ 2008/08/14(Thu)
SR20DET
熔けてしまった燃焼室をアルゴン肉盛して修理をしていますが、次に燃焼室の仕上げ加工を行います。
今回は燃焼室の形状を少し変更して仕上げます。
・ 2008/08/13(Wed)
2ZZ-GE
シリンダーにピストンが入りました。
ピストンは全面WPC処理を施しました。シリンダーもピストンも新品なのでピストンクリアランスを確認して組付けです。
純正新品ブロックですが、シリンダー内にライナーが入っています。アルミ製のライナーです。おそらく表面処理の関係でダイキャストではなく他の材質のアルミライナーを入れているんですね。そしてシリコン系の表面処理をしているようです。
当社の加工は↓
・ピストン重量合わせ&WPC+モリブデン処理
・コンロッド重量合わせ。大端部は大端部で4本重量合わせ、小端部も同様に4本合わせをしました。
・ピストンリング合口隙間の点検&WPC+モリブデン処理
・ピンクリップは新品に交換です。ここが肝なので必ず交換。
・メインメタル&コンロッドメタルオイルクリアランス確認&WPC+モリブデン処理
コンロッドも新品なので、小端部ブッシュやボルトは再使用です。
・ 2008/08/12(Tue)
BDR
エンジン本日出荷します。
LOTUS BDRです。
このエンジンも随分と長い間預かりました~。<(_ _)>
北海道へ出荷されます。
・ 2008/08/12(Tue)
SR20DET
先日から紹介しているSR20のエンジンです。
ヘッドの方も痛んでいるので溶接修理をします。
写真は、溶接後の姿です。
これから様々な修理加工をしていきます。
・ 2008/08/11(Mon)
アルゴン溶接
長いトーチを購入しました。
ガスレンズ式のロングです。更に今回は径も大径の物にしてみました。
全長110mm位あります。
これで、奥まった場所の溶接も出来るはず!?
・ 2008/08/10(Sun)
2ZZ-GE
TOYOTAの2ZZ-GEエンジンです。
新品エンジンでしたが分解してフルバランスと各部WPC処理を施しました。それでこれから組み付けをします。
クランクを手で回して具合を確認しています。
・クランクの曲がり点検
(場合によっては修正。新品でもまれに曲がっていることがあります)
・クランクシャフトダイナミックバランス修正UNBALANCE=5g-mm以内に修正
(ウエイト外周部での数値で0.05g位です。)
・ジャーピンフィルムラッピング(ジャーピン=メインジャーナルとクランクピン)
・ジャーピンWPC処理
等の加工を施しました。
やっぱり。軽いです。回転抵抗がすごく少ないですね。本当はテスターで荷重測定したいのですが~。
・ 2008/08/10(Sun)
DUCATI
イタリアのDUCATI空冷のヘッドです。かなりのビッグバルブが入るように加工しました。。しかもポート研磨、シートリングベリリューム銅製作入替、等の加工も当社で行いました。
使ったバルブの長さがノーマルとは違う物を入れたのでデスモのカムシャフト等も組み付けしてシム厚も計算して加工しました。
ヘッドが2個写っていますが、これは両方共一台の車両のヘッドです。フィンの形が全然違うでしょ。DUCATIは「Lツイン」ですが、さてどっちがフロント側のヘッドでどっちが後ろでしょうか?
・ 2008/08/05(Tue)
MINI1300
ミニの腰下の各部クリアランスの点検と組付けを行います。
このクランクは軽量品ですね。ウエイトを旋盤加工で軽量してあります。
これだけ削ってしまうとバランスは大狂いしますね。
しっかりとダイナミックバランスを取ってから組みます。
・ 2008/08/04(Mon)
SR20DET
ヘッド外したら
こんな感じでした。
ちょっと、きついですね。
・ 2008/08/04(Mon)
PORSCHE
クランクケースの各部を測定し、オイルクリアランスもチェックします。
PORSCHEはケースを締める時にコツがあるんですよ。しっかりと要領を考えてやらないといけません。
・ 2008/08/02(Sat)
SR20DET
さあ、
ヘッドが外れます。
・ 2008/08/02(Sat)
SR20DET
エンジン分解中です。
中が何がどうなっているのか!?
・ 2008/08/01(Fri)
BDR
カムスプロケットにCOSWORTHのマーク!
なんの変哲もないカムスプロケットですが、このマークが入っているだけで何だか緊張します。
あこがれですからね。。
昔、14~15年前にイギリスのノーサンプトンにあるCOSWORTH本社の工場に行きました。6角形の形をした社屋です。
中で働いていた技術者は皆白衣をまとい自信たっぷりの顔つきでNC工作機械を操作していました。当時もポートと燃焼室は機械加工仕上げでした。
この時の感動が今も私の中で持続しています。
・ 2008/08/01(Fri)
PORSCHE930
いつも思うことですが、PORSCHEのクラッチは重たいです。
これは、930系のクラッチですが、ゴツイですよね。
これから、バランス修正をするのですが、自重が重ければ重いほど芯出しが重要です。フライホイールとの芯出しが重要です。
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