・ 2006/09/30(Sat)
RB25DET
RB25のシリンダーヘッドです。これは純粋にオーバーホールをしました。RB25も随分加工を行いますが、痛んできている物も増えてきていますね。
バルブシート周りは要注意ですよ。ラッシュ式特有のバルブシートにカーボンかみこみ。
適当な時期にしっかりとオーバーホールすることをおすすめしま~す。
・ 2006/09/29(Fri)
憧れのLZ16
憧れました。LZエンジン。
日産の純レース用エンジンです。腰下は市販のL16ブロックでヘッドが16Vになった物です。ドライサンプで、小径のフライホイールで、タイミングチェーンも変更され、S20風に半分ギアトレインでしたね。オレンジボックスと同時点火のクランクピックアップもカッコいいです。
たまらなくカッコ良かったですね。今でも欲しいです。
・ 2006/09/29(Fri)
カウンターウエイト改造 ローバーミニ
右側のクランクシャフトがノーマルの形状です。左がカウンターウエイトを溶接追加したクランクです。カウンターウエイトを形状変更して重たくするとこのエンジンの場合はすごい調子いいです。メインメタルの負担が低減できます。
3点支持なので耐久性アップは嬉しいです。また筑波サーキットでもいい結果が出ています。
・ 2006/09/28(Thu)
RB26DETTインテークポート内
RB26のヘッドのポートの中の画像です。
バルブガイドの周りを見て下さい。これは亀裂検査の時に使用するレッドチェックの液です。見るからに亀裂です。RB26はまれに亀裂が入っているときがあるんです。こうなると、オイルがポート内に混入しそのまま燃焼室に入り込み、煙を吹いてしまいます。
・ 2006/09/28(Thu)
コンロッドが・・・
以前にサーキットへ走行会を見に行ったときの事です。
目の前のストレートを快調に走っていたレースカーが突然エンジンブローしました。それまでは本当にいい音で快調に走っていたのですが、、、。
瞬間的に「バンッ!ガラガラ~」っと音を立てて煙を吐きました。
!!これは、エンジントラブルだって思い駆け寄って写真を撮りました。
無残にも曲がったコンロッドがコース上に。
コーナリングでオイルが偏りメタルの焼きつきでコンロッドがまいってしまったのか、過酷なエンジンブレーキによりコンロッドボルトが耐え切れずに折損したのか、、。
・ 2006/09/26(Tue)
愛読書
いつも読んでいる本が来ました。
何年経っても常に勉強です。新しいエンジンや新しい技術は、
驚きと、ときめきを感じますね。
・ 2006/09/26(Tue)
シートリングが・・・のヘッド④
完成しました。これで安心ですね。
シートリングの脱落事故はなくなると思います。
面研も最少限で行い仕上げました。
V8なので当然2枚のヘッドは同一量を切削しました。
・ 2006/09/21(Thu)
コンロッド大端部軽量加工
ホンダビートのコンロッドです。大端部を旋削軽量加工を施しました。
回転部分の軽量化は耐久性などに対して効果的です。
このエンジンは3気等なので、コンロッド重量はクランクバランス時に重要です。
BOB WEIGHTを調整しながら修正です。
・ 2006/09/21(Thu)
シートリングが・・・のヘッド③
これが、オーバーサイズのシートリングが入ったところです。
当社のシートリングは、特殊な耐熱性の高い材料を使用しています。
鋼材ではないので熱伝導は良くないですが、熱による変形や材質変化が少ない物です。黒鉛やボロン等を含有した材料です。
・ 2006/09/21(Thu)
シートリングが・・・のヘッド②
シートリング挿入部をオーバーサイズに拡大ザグリをしました。
ノーマルのシートリングはとにかく圧入代が無く危険なので、EXH側全箇所をオーバーサイズにしました。径と高さ共に大きく、深くとしっかり入るように加工しました。更に圧入の寸法差もきつくつけたのでこれで脱落はおきないと思います。右側のリングが今回新規に製作した物です。左はノーマルです。
さあ、あとは焼き嵌めして、その後シートカットです。
仕上がったらまた紹介します。
・ 2006/09/18(Mon)
ダイナミックバランス待ち DynamicBalance
クランクシャフトダイナミックバランス修正作業待ちクランク。
ポルシェ993と964、RB26、LD28、S20、フォルクスワーゲン、4G63、B16、Mini、A14等がバランス修正の作業待ちをしています。
曲がりも確認して悪いものは修正し、その後バランス修正します。古いクランクは捩れも出て修正が完全に出来ない物もあります。しかし、極力曲がりは修正しバランス修正します。曲がりは、アンバランスの原因になります。
やはりバランス修正されたエンジンは調子いいですよね。スムーズに回りエンジンが軽くなったような感覚になります。
・ 2006/09/16(Sat)
これもGTR
これもGTRのブロックです。
旧GTRのS20です。S20は湿式ライナー式のシリンダーなので、ダミーヘッドのヘッドボルトによるシリンダーの変形はほとんどでません・・・。が、しかしライナーの上部飛び出しの具合で若干変化があります。なので、念のためにダミーを付けてみました。
しかし・・・湿式のライナーって性能いいですよね。今の車みたいにノンオーバーホールで20万キロなんて条件では無理ですが。。高性能なエンジンはこの方式のシリンダーは多いですよね。
S20って、ヘッドボルトの数が多いんですよ。当時の設計者の気合を感じますね。さすがレーシングエンジンです。
・ 2006/09/16(Sat)
ルノーアルピーヌ
ヘッドオーバーホールをしました。
バルブガイドを交換、バルブガイドは日本車のバルブシールが付くように形状変更して製作。バルブシートも修正して仕上ました。
ヘッドは少し歪があったので修正面研を行いました。
旧車のエンジンは楽しいです。いろいろな形状を確認しながら部品を作るのでやりがいもありますね。
・ 2006/09/15(Fri)
これも、V12 CrankShaft
これも、製作中のV12クランクシャフトです。
すごい工数がかかっています。だから、金額も・・・それなりで御座います。
まだ最終表面処理(熱処理)が未だです。
・ 2006/09/14(Thu)
加工図面
コンロッドの軽量加工図面です。
大端部を中心に軽量加工します。「Rotating Weight」「回転運動部重量」を軽くするとメタル等への力の低減等の効果が得られます。もちろんレスポンス向上にもなりますね。4気筒は4本の重量をそろえて加工する事です。
・ 2006/09/14(Thu)
ダイハツ・ハイゼット
バルブリフターです。
このリフターは、シム一体のタイプです。だからリフターに厚みの種類があります。バルブクリアランス調整時はリフターを交換して調整をします。
最近のエンジンはみなこうなってきていますね。VQ35などもそうですね。ちなみにこのリフターは、MRSなどに搭載されている1ZZ、2ZZ系の物と外径長さが全く同寸法でした。
このリフターって日産のエンジンにも使えるんですよね。何度か使って組んでいますよ。厚みも5.4mmとかでいい感じです。
・ 2006/09/12(Tue)
RB26DETT
RB26DETTブロックの加工です。
写真はダミーヘッドが取付いている状態ですね。
ダミーヘッドを取付けしてシリンダー内のボーリングホーニングをするのは、
今や当たり前ですね。しかし、当社はこのほかの加工時でもダミーヘッドを取付けした状態で加工する事があります。
そうですね、、、他のエンジンではあまりやらないのですが、RB26は精度アップする為にダミー付きで加工します。これは、効果あります。
・ 2006/09/12(Tue)
シートリングが・・・のヘッド
シートリングが外れてしまったヘッドです。これから修理ですが、綺麗に洗浄をしてみました。
外れたシートリングを見たところ、、んーーーーって思います。我々が勝手な事を、、大きな声では言えないのですが、これじゃなーって感じです。シートリングの縦寸法がチョッと足りない様に思います。シートリングは、ヘッドに圧入され取り付けされていますが、圧入の面積(円筒部)が少ないと、いくら締代をつけて製作してもチョッと熱が入るとすぐに変形してしまいます。変形すると振動等の力を受けて外れてしまいます。
シートリングは、難しいんですよね。外径と内径の差=肉厚の決め方。外径に対しての高さの決め方。また、締代の決め方。
当社は、使用条件とリングの材質とリングを入れた後のシートカット形状の事も考えて各部の寸法を決めています。
今回のこのヘッドは、脱落しない様にそれぞれの寸法を変更してシートリングの製作をする予定です。使う材料は熱に最も強い材質にします。
・ 2006/09/10(Sun)
ダイハツ・ハイゼット
ダイハツのエンジンです。
バルブクリアランスシム調整の為に近所の自動車屋さんからヘッドASSY持ち込みしてきました。シム調整は、慣れないと以外にも時間がかかります。たから持ってくるんですね。
当社はどんなエンジンでも加工整備するので、みな色々持ってきます。
・ 2006/09/10(Sun)
PORSCHEラインボーリング
ポルシェのマグケースです。マグケースというと(マグネシューム材でできています)結構古いエンジンです。初期型のポルシェはほとんどマグでした。軽くて丈夫な材料なので、ポルシェやフォルクスワーゲンのクランクケースに使われています。
今回はメタルハウジングをオーバーサイズのメタルが入るようにラインボーリングをしました。(写真では分からないですね)ポルシェはメタルの外径オーバーサイズというのが設定あるんですよ。
・ 2006/09/06(Wed)
シートリングが・・・
ある外車のシリンダーヘッドです。
シートリングが外れていますね。走行中にリングが勝手に外れたようです。
恐らくエンジン不調と共にカチカチと大きな音が出たんではないかと思います。
分解してみたところ、やはりバルブが曲がっていました。
しかし、リング外れの具体的な原因がハッキリしないんですよね。
オーバーヒートが一番怪しいのですが。。
・ 2006/09/04(Mon)
イタリア製V12クランク
特注品のクランクシャフト製造中です。
この画像は、中間工程でのダイナミックバランス修正をしているところです。
・ 2006/09/04(Mon)
新型ロードスター
スロットルを分解してみました。
これから、拡大加工をするところですが、肉厚のチェックなどを事前にしてから加工をします。
最近のスロットルはどんどんモータードライブ式に変わっていますね。。
・ 2006/09/02(Sat)
ピストンピン
あるメーカーのチューニング用のピストンピンです。
何気ないピンですが、さすがです。この面取り。
当社もピンを設計する際は、このピン同様の考え方で設計します。
・・・外周のこの面取りが重要なのです。
良く見ていただければ何故なのか分かると思いますよ。
どうしても、分からない&知りたいという人は、メール下さい。
ご説明いたします。
・ 2006/09/02(Sat)
PearlHarbor
Battleship ARIZONA
・ 2006/09/02(Sat)
Los Angeles
From OpenCafe of VeniceBeach
・ 2006/09/02(Sat)
カムキャップを製作しました
写真向かって右側の一番手前のカムキャップを削りだしで製作しラインボーリングしました。カムキャップを1個破損してしまい使用不可になったので作りました。
カムキャップって単体では販売しないので、1個でも失くしてしまったり、壊してしまったりしたらダメなんです。作るか、改造加工しないといけないのです。
単体販売っていうのは1個だと販売しないのではなくて。カムキャップはヘッド本体の一部なので、ヘッド丸ごとの販売になるんです。
よく「キャップだけ新しいのを買います」って勘違いしている人がいますが、気をつけて下さい。エンジンを分解したらキャップはヘッドに取り付けして管理してくださいね。
もちろん、取り付けする位置も同じ位置にして組まないとダメです。
過去ログ
2005年
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2006年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2007年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2008年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2009年
01月
02月
03月
ナプレックHOMEへ