ナプレックチューニング日記

 ・ 2007/03/31(Sat)  ジャガー4.2
IMG_6680.jpg 674×449 182Kジャガーの4.2エンジンのシリンダーヘッドをオーバーホールします。
このエンジンはデカイのと重たいんですよね。強そうなゴツイ、エンジンです。
LOTUSもそうですけどこのジャガーもバルブリフターの廻りに鋳鉄のスリーブが打ってあってバルブリフターをガイドしています。でもね。このリフターガイドスリーブが動いてしまうことがあるんですよね。
オーバーヒートなんかしたらもう大変です。このスリーブが上に上がってカムと接触してしまいます。だから動かないようにステーで止めることもありますよ。

 ・ 2007/03/29(Thu)  RB26DETTシム調整中
IMG_6666.jpg 674×449 171KRB26DETTヘッドを単体でシム調整中です。
このヘッドはDRAGキットで仕上げたヘッドです。カムキャップボルトもスタッド式の物に変わっているでしょ。

作業は、当社で販売している。RBカムシャフトレンチを使ってカムを廻しています。
結構使い勝手良いんですよ。

http://www.naprec.co.jp/contents/parts/parts_b/parts_tool05.html

 ・ 2007/03/29(Thu)  ワーゲンヘッド
IMG_6674.jpg 657×438 168Kカリフォルニアのサンディエゴにある有名なワーゲンバーツショップのオリジナルカスタムシリンダーヘッドです。純正オリジナルのヘッドよりもバルブピッチやプラグ穴位置やプラグネジ径等を変更して出来上がっています。最近このヘッドベースでチューニングする人が増えましたね。材質に若干不安がありますが、全然問題ないです。

何年か前にサンディエゴから出船する釣り船に乗って釣りに行ったんですが、TUNA(マグロ)を10本位釣りました。釣りをしている時はよかったんですが、沖上がりしたあと魚を車に乗せるときになんとギックリ腰をやってしまいました。あの時は辛かったですね。サンディエゴと聞くと思い出します。

 ・ 2007/03/28(Wed)  RB26DETT DRAGキット
IMG_6628.jpg 672×446 154Kこれが、RB26DETTのDRAGキット+EXHベリリュームシートリング+燃焼室フル機械加工のヘッドです。このヘッドのポート内は先日紹介した機械加工ポートのヘッドです。もちろん機械加工をした後に仕上げをしています。

 ・ 2007/03/23(Fri)  RB26ヘッドのシートリング
IMG_6504.jpg 657×438 161KDRAGキットの加工中のヘッドです。現在はシートリングが抜けているところです。
これからデカイリングが入るように拡大加工します。
最近、RB26もリング入れ替えが増えましたね。

 ・ 2007/03/23(Fri)  ランサーエボ
IMG_6620.jpg 657×438 178Kランサーの4G63後期型ヘッドです。ノーマルの油圧式のバルブピボットをソリッド式のピボットに変更してシム調整中です。当然バルブは当社のBIGバルブを使ったハイレスポンスキットで加工し燃焼室もフル機械加工仕上げです。
しかし、シム調整式はチョイとてこずっています。ローラーロッカーだからなのか分かりませんが、クリアランスが一発で決まらないんです。。。だから、何度かシム厚を変更して入れ替えてやっています。

もう少しだから頑張ります。

 ・ 2007/03/23(Fri)  さぼっていました。
IMG_6622.jpg 657×438 170K更新するのさぼっていました。
毎日バタバタしちゃって写真もとっていないしで~す。
今日は、単気筒のヘッドがたくさん来ているので写真をとってみました。ホンダのエンジンです。後ろ側の大きなヘッドですが、このエンジンは珍しいんです。INTは直押しのバルブリフターなのですが、EXH側はロッカーアーム式で動かしています。面白い構造ですよ。カムの軸受けはボールベアリングですしね。

 ・ 2007/03/14(Wed)  お客様
grp0314094641.jpg 666×500 83K12日の月曜日でしたが沢山のお客様がきました。
岡山県の外車専門のチューニングショップの人。世田谷のショップの人。
夜は、写真の皆さん。
忙しいですが、すごく嬉しいです。
だって遠路はるばる。また、お忙しいところを時間をさいていただき、ですから。

写真は、ゼロヨン大好きのクミコさんの935GTRのエンジンの打ち合わせを行い、合間ににパチリです。
左から、オーナーのクミコさん。当社の営業担当の谷畑。ザウルス社の林さん。私です。因みにこの写真は、クミコさんのブログから借用いたしました~。

http://blog.livedoor.jp/jdm_kumiko/

本当にお忙しいところ有難う御座いました。

 ・ 2007/03/14(Wed)  レース用ヘッド
IMG_6328.jpg 663×424 116Kサーキット専用に作ったシリンダーヘッドです。
全てのシートリングをベリリューム銅で製作しました。
ベリリューム銅材は、バルブの熱を早く伝えバルブを冷却します。
チタンバルブの場合は必ずベリリューム銅のシートリングに変更します。

 ・ 2007/03/12(Mon)  ミニクーパー
IMG_6600.jpg 666×509 198Kローバーミニのブロックのボーリング加工です。
ミニは、オフセットボーリングが常識になっていますね。
水路と穴が開きやすいのです。またボアピッチも正しい位置になるように偏芯加工をしたりします。しかし、ミニの場合は水路との肉厚確保が一番ですね。


 ・ 2007/03/10(Sat)  RB26DETT機械加工ポート
IMG_6597.jpg 687×462 176K違うアングルから撮影しました。
下側の中央部も円弧切削で山にしています。

 ・ 2007/03/07(Wed)  RB26DETT機械加工ポートです
IMG_6556.jpg 798×532 289K機械加工でポート内を削ります。とりあえず。マニホールド取付面側からバルブガイドの穴を過ぎた辺りまで特注のボールエンドミルで円弧切削で削っていきます。
4軸を使いのプログラミングは苦労します。形状は、極力真円に近い楕円形状で加工します。ノーマルのポートの鋳造肌が前後方向に偏りもあり若干鋳肌が残る部分もあります。が、しかし正確なボアピッチと均一形状は理想のポートを作り上げます。
近いうちに、シートリング側からのスロート部の加工も紹介できるとおもいます。
2方向からの加工で完璧なポートが出来上がります。

EXHポートも分かれ目までは機械加工仕上げしています。正確なオーバル形状になりますよ。

 ・ 2007/03/05(Mon)  アルファロメオ155
IMG_6549.jpg 677×508 217Kエンジン組み上がって納品に出かけるところです。
車の荷台にエンジンを乗せて配達です。
クランクバランスも取り、コンロッドも大端部重量、小端部重量でバランスみて、もちろんピストンもバランス修正してフルバランスしました。

 ・ 2007/03/04(Sun)  M3
IMG_6528.jpg 675×453 200KBMW-M3エンジン。このエンジンも好きです。
カッコいいんですよね。INTポートは機械加工で仕上てあるし、燃焼室も機械仕上げしてあります。このヘッドは、市販のヘッドですが、レース用のヘッドとほとんど変わりありません。ヘッドの厚みとシートリングの材質とポート径などが違うだけでベースは同じです。カムキャリア等も分離式なんです。まさにレーシングエンジンですね。

 ・ 2007/03/03(Sat)  V12
IMG_6535.jpg 666×436 178Kさあ、各部の測定します。
これから、このV12エンジンのヘッドを加工しますが、まず最初に各部の寸法を測定してゆきます。
写真は片バンクのヘッドです。

 ・ 2007/03/02(Fri)  PRIオーランド
IMG_4280.jpg 666×499 73K画像を整理していたら目に付いたので、紹介します。去年の12月にフロリダのオーランドで行われたPRIショーに行った時の写真です。
この写真に写っているのは、一台の車に搭載されているエンジンです。後の方にハンドルも見えるでしょ。
 そう、4台のエンジンが搭載されています。それもスーパーチャージャー付きのゴツイエンジンが。なんでも、ダートを走る競技で決められた時間内で荷物を引張り、どんどんウエイトが増してゆく競技らしいです。

アメリカ人は、本当にすごいです。遊びに本気ですから。。。

 ・ 2007/03/02(Fri)  いろいろなスロットル
IMG_6536.jpg 665×438 76K色々なタイプのスロットルを加工しています。
軽自動車の物、GTR、外車などです。
うちの場合、分解前に一個一個データーをとってから分解し、スロットルバルブの全閉角度も当然確認します。
スロットルバルブを製作するのには専用の治具が必要なんですが、メーカーによって皆角度が違うんですよ。だから今では治具もかなりの数となってきました。

 ・ 2007/03/02(Fri)  ボルト製作
IMG_6526.jpg 674×449 208K皆さんが日々見にしているボルトです。当社では、現在ボルトを製作しる最中です。
このボルトは、高張力鋼材を使っての製作です。丸棒からの削りだしで製作していますが、多工程で出来上がります。熱処理も2回行います。また、旋削工程、フライス工程とネジ部の転造工程です。
ネジ部は、切削ネジよりも転造ネジの方が強度的に優れています。決められた径に旋削仕上げし、そこから数TONの力でネジ形状に金属を潰して成形します。この手法が転造です。

 ・ 2007/03/01(Thu)  クランクを製作しています
IMG_6516.jpg 657×438 178KS20用のフルカウンタークランクを製作しています。
この画像は、まだ製作途中の状態です。フルカウンター形状ですが、ストローク等はオリジナルの寸法です。
しかし、中々順調に進まないんですよね。工程が長いので管理も含めて大変です。

 ・ 2007/03/01(Thu)  150cc位のバイク
IMG_6520.jpg 657×438 157K単気筒のバイクのシリンダーヘッドです。
ドカのヘッドみたいに全部のシートリングをベリリュームにしました。
レースに使うので、リングはやはりベリリュームです。
これで、バルブの耐久性も上がりエンジン長持ちです。

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