試作のバルブです。今後この材質で製品を作れないか前々から計画していた物の試作品が出来上がりました。製造メーカーさん鍛造屋、仕上げ屋さん共に協力してもらい実現しました。
まだ試作なので、今後どうなるかは、価格等も含めて検討していきたいと思います。
トヨタ M型
S20エンジン腰下組付け
お客様の車輌
RB26DETT INTポート
S20エンジン腰下組付け
カートエンジン
Lamborghiniミウラ
ミウラのシリンダーヘッドの修理です。カムキャップの取付ボルトが折損しています。
緩めているときに折れた様なのでヘッド本体とかじっています。ネジ部にアルミが固着してしまって緩まずに折れた感じです。
油分が無い状態ですとアルミはかじりますからね。
話は変わりますが、ミウラのヘッドは設計が本当に特殊ですよね。INTのポート口の位置です。INTマニホールドを取付する部分です。ヘッドの中央にあるんです。
INTとEXHのカムの間です。製造も大変だろうなと思います。
このヘッドは燃焼室の一部を修理して、シートリングも有鉛シートから無鉛シートへ交換し、バルブシール取付しないタイプのバルブガイドをバルブシール付きタイプ変更に製作などをしました。
355シリンダーヘッド修理
コンロッド製作(超超ジュラルミン)
オイルポンプの付いていないエンジンのコンロッドを製作しました。
オイルは、すくいこみ式でメタルに給油します。元々のコンロッドに付いていたすくいは板金整形の物が付いていました。しかし、当社は削り出しで製作です。
コンロッドメタルも盛金でしたが、いまなりのメタルに変更です。大端部に4枚並べています。ボルトはトヨタのコンロッドボルトを4本使用して締め付けます。
結構面白い形状でしょ!総削り出しでのコンロッド材質もジュラルミンの中で最も強度のあるものを使用しました。
芯間距離はレシオで4以上あります。市販車ではほとんど無いレシオです。 ↓
コンロッドを組み込んだエンジンを搭載した車輌ですが、イベントで調子良く走行してオーナーさんとお客様を楽しませたようです。