PORSCHEのV8エンジン、カイエンのシリンダーブロックです。
シリンダー内の傷(ピストンとの焼き付き)の修理で8本スリーブを打ちました。本来メッキのシリンダーなので、下穴を作り加工しスリーブは焼きバメ圧入です。今回はピストンもアメリカで製作しての修理作業でした。
スリーブを製作する際の横穴(2次圧縮抜き)の加工が少し苦労しました。
PORSCHEのV8エンジン、カイエンのシリンダーブロックです。
シリンダー内の傷(ピストンとの焼き付き)の修理で8本スリーブを打ちました。本来メッキのシリンダーなので、下穴を作り加工しスリーブは焼きバメ圧入です。今回はピストンもアメリカで製作しての修理作業でした。
スリーブを製作する際の横穴(2次圧縮抜き)の加工が少し苦労しました。
こんな感じになりました。
13Bサイドハウジングを表面処理しました。
86のシリンダーヘッドの加工が入ってきました。
加工といってもシートカットだけですが。
少し寸法をチェックしたりと眺めてみました。
アンダー君 やりました!筑波サーキット最速です。
52秒649!
Sタイヤでのコースレコードタイムです。
エンジンは2年前に作ったSR20VET改です。当社でスペシャルの加工を行ったエンジン搭載です。
最高な笑顔!いい顔しています。
これからも当社は応援していきます。来年2013年もオーストラリアのタイムアタックに参加するとの事です。
新しいエンジンを作り更なるステップアップを!
オーバーホール加工中何か変だぞとヘッドの周りを点検していると、、、
あれ!これヒビじゃない!
シートリングからポート内をぐるっとまわりプラグ穴までひと回り亀裂がありました。
これでは圧縮が出ないという話ではなくヘッドの間から火が出ていたと思います。
TOYOTAの2GRの腰下を組付けします。
部品は全て特注の物でコンロッドはH断面です。ピストンも鍛造の物で、頭部形状は直噴対応の形状です。スカート部分にはモリブデンのコーティングを施しました。モリブデンのコーティングは初期の段階でのなじみを良くします。鍛造にはお勧めです。
ピストンとコンロッドが変更となったので、重量が変わりますから、クランクウエイトの重量との相性が悪くなります。
クランクに適正なBOBウエイトを取付してバランス修正を実施しないといけません。
このエンジンはかなりバッチリとバランス取りました。
ロータリーエンジンのサイドハウジングです。磨耗していたので平研磨を実施しました。
これで正確なフラットになりました。
この後は表面処理を施します。表面処理をしないと磨耗してしまいます。
SR20DEエンジンのオーバーホール中です。
画像を見てください。ピストントップフラットですよね。これはSR20DEの純正ピストンの頭部です。ターボはトップが凹んでいるのですが、NAはこのようにフラットです。圧縮の関係です。
↓ そしてヘッドが付いてこんな感じです。
PORSCHEヘッドをアルゴン盛りしました。
この後は仕上げシート加工と面研等です。
LOTUSの4気筒エンジンのピストンを製作しました。鍛造品です。アメリカのピストンメーカーに図面を送り特注です。
とにかくアメリカは恵まれています。何でも作れますから。
当社も頑張らないと!