GTRのプロペラシャフトを1本物で製作しました。
重量も軽くなるしダイレクト感も増すので調子いいです。
ダイナミックバランスもバッチリとって仕上げています。
クロモリのバルブリテーナーを製作しました。
クロモリっていう材料名を聞いたことのある方は大勢いると思います。クロモリって別に黒色した材料ではないですよ。
クロームモリブデンを短く表現しているだけです。
正しくは、クロームモリブデン鋼です。記号ではSCMです(S=鋼(スティール) C=クローム M=モリブデン)
クロモリ鋼の中で当社は440Hという材料を使用しバルブリテーナーを製作しています。
SCM440Hです。この数値は、カーボンの含有量などを表しているんです。
硬度はJIS規格の熱処理硬度です。Hrc28~32位でしょうか。
全加工後に表面は錆びないような処理を行っています。
画像のリテーナーはVolkswagenのタイプⅠエンジン用の物です。バルブリフトの高いカムシャフトに対応する為にスプリングセット長を変更するリテーナーです。
当社で作ったエンジンも、次に始動する時は、南半球の乾いた涼しい空気を吸い込んでの始動ですね。
世界的に注目されている舞台です。
アンダー号!NAPRECエンジン!頑張って。
http://speedhunters.com/archive/2011/06/28/gallery-gt-gt-wtac-2011-cars-leave-japan.aspx