HONDA S800のクランク先端修理の続きです。
今日は痛んだネジ部分を肉盛りしました。しっかりと硬度の出る溶接です。
この後仕上げのネジ切りなどを行い完成させます。
先日の2TGエンジンを全部分解しました。
時間の経っているエンジンだけに、あちこち痛んでいます。メタルもヤバい感じですので、クランクはアンダーサイズ研磨の加工になりそうです。
写真のバルブはINTバルブですが、シート部がかなり磨耗しています。減っているんです。
フェース研磨で修正も出来ますが、できれば交換です。
その他も色々チェックしていきます。
NAPREC D1-180SXを陸送のトラックに乗せました。
これから、ドリフトのイベント会場に向けて出発です。場所は、「北海道」です。
オーバークールの対策もバッチリ行い積み込みです。やっぱり、寒いでしょうからね。
イベントは、11月15日日曜日 新千歳モーターランドで行われます。
D1Grand Prix参加の車輌3台を東京から持ち込みデモランや同乗走行等も行います。
http://www.vets-labo.com/index/index2/tirasi-omote%20.pdf
http://www.vets-labo.com/index/index2/tirasi-ura2.pdf
↑ 新千歳モーターランドにお近くの方は是非見に行ってみてください。
久しぶりに、2TGのエンジンを手掛けます。
懐かしいですよ。本当に(^^)
全部分解して悪いところを完全に修理です。
ん!ヘッドは後期型ですね。レーザーヘッドになる前の物です。プーリーも着色してあるので、手が入ったエンジンの様ですね。色々と測定をしながら分解していきます。
バルブタイミングの確認とバルブクリアランスの確認をしていきます。 ↓
おお!カムシャフトはハイカムだ!TRDの純正カムです。加工カムでは無いです。INTは304度でEXHは288度です。お決まりのチョイスですね。
バルタイは?・・・・・結構早いタイミングに組んでいますね。
1mmリフトで計測して、INTのBTDCは33度でABDC51度です。
なのでINTのLobCenterは99度です。そして、EXHを測定したら、、LobCenterは110度位です。
中の下を覗くと、ギアトレインが見えます。この形は、老舗トムス社製のギアトレですね。バックラッシュを確認して分解しないと。。
PORSCHE964の後期ヘッドです。
エンジンからプチュプチュと排気漏れの音がしていました。おそらくここが原因です。
964の後期型ヘッドは、抜けやすい形状ですからね。私は、前期のヘッドの方が好きです。
クーパーリングも入れやすいですし、何しろ肉厚が違いますから、特にφ102ピストンシリンダーと組合わせした時は、要注意です。
KawasakiのZ系のシリンダーです。分解したら、ライナーが2気筒抜けかかっています。
良くあるんですよね。こうなっているシリンダー!
オーバーヒートを経験したシリンダーは要注意です。こうなってしまいます。
おそらく、全部の気筒で緩くなってしまっていると思います。
締め代が甘くなってしまうんですよね。
締め代=穴の径と、そこに入っている軸の径の差です。穴よりも軸の方が大きな寸法になります。呼び直径によって締め代の数値は異なりますが、ある決まった計算式をあてはめて締め代を求めます。
S800のクランク先端部分の修理です。HONDA Sは、ここが痛んでいるクランクが多いですね。今回はネジ部分だけの修理なので、さらっと直したいと思います。
写真は、修理する前の姿です。それほど痛んでいないですが、肉盛り修理します。
更新遅くなりました。。。。
先日の仙台ハイランドでのJDDAドラッグレースの際のブースです。当日はとにかく風が強くてまいりました。テントが風で飛んで行きそうでした。
今回も大迫力のエスコート32スカイラインです。 ↑
最近のお気に入りの車です。 ↑ ↓
昨日は、JDDA DRAGレースで仙台ハイランドに行ってきました。
JDDAの最終戦とHKSドラッグミーティングが合同で行われ台数もそれなりに来ていてのレースで良い感じでした。
朝の内は、前日降った雨が残っていてコース路面が乾くまで様子見をして、昼頃からの走行となり若干スケジュールは狂ってしまいましたが無事に行われました。
当社は、ブースを出してエンジン部品の展示を行い皆さんにいろいろと見ていただきました。
画像は、当社で応援しています。PROMODET小峰ポルシェです。エンジンをフロントに搭載してFR車に改造し、DRAGレース専用フレームの車輌です。今回はシェイクダウンでした。メカニックは足のセッティングにかなり苦労していました。
当社では、スライダークラッチ用のフライホイールを製作したり、エンジン加工を協力したりしました。
ドアにNAPRECステッカーを貼っていただいています。 ↓
HONDAのS800のシリンダーヘッドをオーバーホール加工します。バルブガイドの製作入替を行い全ての消耗部品は交換します。
INTのバルブガイドには近年のエンジンのバルブシールを取り付け出きるように製作します。先日紹介したジャガーのシリンダーヘッドも同じ様にします。
このS800はステム径が6.4mmなので、チョッと、きつめのシール締め付けになります。
多分、6mmステムのスカイラインGTR-RB26のシールを使いますので・・・
でも、その前にチョッと嫌な感じの部分を見つけました。おそらくこのままで問題は無いと思いますが、気になります。
ユーザーさん確認して下さい。m(__)m
INTのシートリングの着座部に亀裂みたいなのが見られます。。 ↓