RB26のカムラインの修理をします。RB26はEXH側のカムラインが痛んでしまう事が多くあります。オイルポンプのラインから最も遠く最もきつい場所です。
タイミングベルトも嫌な方向に引っ張っているしですね。
さあ、修理開始です。
VR38のクランクシャフトです。純正品ではなく社外のロングストローククランクです。念のためバランスを点検しました。V型は皆さんご存知の様にBOBウエイトを乗せてバランス取りをします。ピストンの重量、コンロッドの重量、メタルやリング、ピンの重量を実測し往復質量と回転質量を出します。その後BOBウエイト計算します。
エンジンの味付けで振動を残すこともありますが、最近のエンジンは静粛性を重視しますので、振動無しを目指して様々な部品が設計されています。
このクランクシャフトも前後に各1個バランス調整用の重金属が埋め込まれています。さすがですよね。
今後この手のクランクバランスの仕事が増えるのならば、在庫しないとな~重金属丸棒。