ライナーを作っています。先日紹介した素材をNC旋盤で切削しています。まだ荒削りですが、ここまででも結構大変です。
旋盤のバイトも高負荷と高温でしんどいです。もちろん特殊な切削チップを取り付けしています。
ガンバリマス!
クランクシャフト焼き付きしています。どの様に痛んでしまっているかを確認していきます。
振れ(曲がり)測定=中央ジャーナル部で、30/100の振れあり。
磨耗(クランクピン部)=0.20mm以上の磨耗あり(慣性荷重負荷大面)
亀裂検査(磁気探傷)=亀裂あり(磨耗部位)
非常に残念ですが、本クランクシャフトの使用は難しいです。
メタルを痛めてしまうと(焼き付き)クランクシャフトは必ず曲がります。焼けてしまった部分からV字に曲がります。見た目には大した事無くても曲がりが修正不可で再使用不能となる事が多くあります。。。
下記の画像は、上の画像のクランクシャフトを磁気探傷検査した際の画像です。細かい亀裂が軸方向に沢山あります。これは正に焼き割れです。(円周方向に亀裂が入る事もあります。この場合は完全に使用不可です)
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