一生に一度見れるかどうかのシリンダーヘッドです。いろいろ修理の依頼で入庫しました。(気ーー使います)
カムシャフトの駆動がシャフトドライブのタイプです。クランクの回転をシャフトでカムに伝えます。
いわゆるギアトレインです。(ギアシャフトトレイン)クランクからヘッドにシャフトで動力が上がってきてINTとEXHの連携もシャフトです。画像でトンネルが見えますよね。
それぞれの連携部分はベベルギアでつながっています。バックラッシュや歯当たりも見ながらの組付けをしないといけません。
中古のピストンに デフリックコート(モリブデンコーティング)を施してみました。
https://www.naprec.co.jp/contents/tune/tune_b/tune_list03.html
中古品なので、ピストンスカート部のオイル溜めの凹凸切削面は、すでに磨耗してきていましたが、シリンダー内壁側を新たな面にしたので、少しでも初期なじみが良くなるようにとコーティングしました。
それにしても、このピストンはいつ見ても、すごい形状だなと驚きます。
三菱のランサーエボリューションのエンジン4G63のシリンダーヘッドを、
ハイレスポンス燃焼室キットに加工しました。動画は加工後の完成時の姿です。
https://www.naprec.co.jp/contents/parts/parts_b/kit_4g63.html
燃焼室を数値制御のマシニングセンターで加工する事で、形状、容積共に4気筒すべて同じに仕上げが出来ます。
ハイレスポンスキットはBIGバルブになりますので、バルブシートの内径部分も拡大加工されてスロート形状も理想的な形状になります。
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