ポートの加工を考えようと思い穴をオスにしてみました。流動性のある溶剤に硬化剤を混ぜて流し込み型どりです。
さあこれから輪切りにして、3D-CADでフェイスを貼って検討しましょう。
ポートの加工を考えようと思い穴をオスにしてみました。流動性のある溶剤に硬化剤を混ぜて流し込み型どりです。
さあこれから輪切りにして、3D-CADでフェイスを貼って検討しましょう。
最近特に多いS20エンジンです。
亀有さんから販売している鍛造ピストンでシリンダー加工しました。
83㎜のピストンです。ライナーはそのままでのボーリングホーニングです。ライナーそのままですが、ライナー下部のOリングは交換しました。1気筒に2本のOリングが入っています。ゴムなのでオーバーホール時は交換したいですね。
クランクはアンダーサイズで研磨してその後に熱処理をしています。当社のSQ処理です。S20はアンダーサイズ研磨後に熱処理しないとジャーナル部が直ぐに痛んでしまいます。
カートのエンジンです。単気筒の2ストエンジンのピストンですが、カッコいいですね。
まあリングは1本は当たり前ですが、表面処理とピストンピン穴を塞いでいるところ等いいですね。
2次圧縮を上げるための工夫ですよね。ケース内もすごく無駄の無い形をしています。
下の写真は、ヘッドガスケットというかデトネーションリングというか、ここも拘りの部分ですね。
ミウラのシリンダーヘッドの修理です。カムキャップの取付ボルトが折損しています。
緩めているときに折れた様なのでヘッド本体とかじっています。ネジ部にアルミが固着してしまって緩まずに折れた感じです。
油分が無い状態ですとアルミはかじりますからね。
話は変わりますが、ミウラのヘッドは設計が本当に特殊ですよね。INTのポート口の位置です。INTマニホールドを取付する部分です。ヘッドの中央にあるんです。
INTとEXHのカムの間です。製造も大変だろうなと思います。
このヘッドは燃焼室の一部を修理して、シートリングも有鉛シートから無鉛シートへ交換し、バルブシール取付しないタイプのバルブガイドをバルブシール付きタイプ変更に製作などをしました。
シートリングを抜き取りしてガイドも抜く準備をしています。
シートリングを抜いたのは、燃焼室の痛んだ部分を溶接肉盛りする為です。これで溶接が出来る状態です。
とにかく歪が出ない様に溶接することが大事です。
前処理(段取り)が大変です。
オイルポンプの付いていないエンジンのコンロッドを製作しました。
オイルは、すくいこみ式でメタルに給油します。元々のコンロッドに付いていたすくいは板金整形の物が付いていました。しかし、当社は削り出しで製作です。
コンロッドメタルも盛金でしたが、いまなりのメタルに変更です。大端部に4枚並べています。ボルトはトヨタのコンロッドボルトを4本使用して締め付けます。
結構面白い形状でしょ!総削り出しでのコンロッド材質もジュラルミンの中で最も強度のあるものを使用しました。
芯間距離はレシオで4以上あります。市販車ではほとんど無いレシオです。 ↓
コンロッドを組み込んだエンジンを搭載した車輌ですが、イベントで調子良く走行してオーナーさんとお客様を楽しませたようです。
GT3の湿式ライナーを6本製作しました。(写真は3本しか映っていませんが)
ノーマルはアルミ材で内径はニカジルメッキ仕上げですが、今回当社は鋳鉄材で製作しました。
内径と外径はノーマルより約2㎜大きな物です。
これで、確か3.8リッターになる様です。
カムキャップはCAD-CAMを駆使して何とか製作しました。が・・・
ヘッド本体の方は治るんだろうか!ものすごいカジリです。アルミがえぐられている感じです。
この後アルゴンで肉盛りして整形し仕上げです。
996シリンダーこんな感じになりました。痛んでいたところを削り取り拡大です。
そして、 ↓ の様なライナーを製作して圧入します。もちろんその後に内径の加工を行い仕上げです。
EJ20のヘッドをチューニングです。シートリングをベリリューム銅に変更しました。
ベリ銅はしっかりと熱処理のされたものを使用しないといけないので、手間がかかります。