13BEccentric Shaft Balance

Mar 14th, 2016

今回もロータリーエンジンの投稿です。
今回は13Bのエキセンのバランスの画像です。
なんとなく分かると思うのですが、ダミーローターをエキセンに取付して回しています。
最初にローターの頂点バランス&2個重量合わせを行います。同じ品番のローターでも重量差が結構あるので必ず実施します。
頂点部分の横面に穴をあけたりして回転バランスを調整加工します。
当然2個のローターの重量も合わせるのです。
その後ローター重量とシール類の重量をプラスしその後に味付けで重量を増してダミーローター重量を決めます。

そしてエキセンに取付しダイナミックバランス実施です。

今回はカウンターウエイトにタングステンを打たずにすみました。組み合わせで大変な事になるんです。

RB26DETT CRACK(ポート内亀裂!)

Mar 11th, 2016

たまに見るRB26DETTシリンダーヘッドのINTポート亀裂!
RB26のINTポートは効率優先の為にガイドボス(盛り上がり)が無い形状をしています。
その為に亀裂が入りやすいのです。RB26だけでなくハイポート形状のエンジンは本当に注意してチェックしています。バイクのハヤブサのヘッドもFERRARI F355のヘッドでも亀裂を見たことがあります。
ポート研磨加工してあるヘッドは特に注意して見ています。
ちなみにココはTIG修理は無理です!

MAZDA 13Bサイドハウジング

Mar 10th, 2016

マツダ13Bエンジン加工の紹介です。
サイドハウジングの表面研磨&表面処理です。サイドハウジングは常に擦られています。その為に摩耗をしてしまいます。ロータリーエンジンの場合どうしてもセンター付近に大きく摩耗が出ます。
当社は平面研磨機使用し摩耗部分が綺麗になる様に研磨します。当然ですが、このままでは再度摩耗してしまうので、表面処理を施します。
表面摩耗に効く処理です。

SR20VE CylinderHead

Mar 09th, 2016

当社得意のSR20VEのシリンダーヘッドの加工が出来上がりました。久しぶりにいい感じで出来上がったので画像アップしました。燃焼室はフルサークル形状で容積もビューレット測定しバラツキなし!

このヘッドはEXHにベリリューム銅のシートリングを使います。ベリリューム銅は難しいですよ。時効で硬化する性質を持っている様で、非常に頼もしい金 属です。当社ではバルブシート材は様々な物を使用しています。ベリ、ブロンズ、耐熱鋼、鋳鉄、焼結、などです。同じ呼びでも数種も種類の有る物もあります。

ハーレーエボ トルクプレート付き加工

Mar 08th, 2016

ハーレーのエボ系のシリンダーの加工をします。
エボ系はトルクプレートを取付した方がいいので当社では毎回取付し加工します。
ヘッドボルトの締め付けトルクでの取付をする事でエンジン組付け時と同じ状態を再現します。
ショベル系の治具もありますよ。

空冷エンジン(SUZUKIGS400,PORSCHE911等)

Feb 25th, 2016

当社は空冷のエンジン加工もすごく多いです。
空冷といいますと、オートバイエンジンですよね。そうです。旧車系です。
特に多いのはKawasakiZ1,Z2,Z1000系と、最近多いのはSUZUKIのGS400の2気筒エンジン。
あとはやはりポルシェ911系のエンジンです。930,964,993等等です。
ポルシェの加工はツインプラグの加工からクランクケースの加工やクランクの加工です。
シリンダーヘッドの加工が一番多いですね。

ありがたい事です。急いで仕上げないといけませんね。

MINI1300エンジンオーバーホール

Feb 19th, 2016

分解してみました。
後期のエンジンなので、状態良いのかなと思っていたのですが、それなりに痛んでいます。
カムシャフトの山が摩耗して無くなっています。それによりバルブリフターが摩耗(画像の物)コンロッドスラスト面の摩耗、コンロッドメタルの摩耗、クランクシャフト摩耗(スラスト面含め)です。
さて!

MINI1300エンジンオーバーホール

Feb 18th, 2016

旧MINIのエンジンを分解します。これからオーバーホールです。ミッション付き、クラッチ付きですね。
フライホイール素直に外れるかな。心配です。
メタル等が痛んでいそうなので心配ですね。とにかく分解して各部のチェックします。

日産A12レース用オイルポンプ修理!

Feb 14th, 2016

日産純正のレース用オイルポンプの修理です。
かなりのレア部品なので慎重に取り扱わないと!
昔のTSサニーに使用されていたエンジンのオイルポンプです。
駆動ギアは破損しているしで大変です。

中のギアはトロコイドではなくギア式です。GTRのS20と同じ様に2個のギアが並んでいるタイプです。
さて修理、製作進めましょう!

SR20DE(NA)シリンダーブロック改→ターボブロック仕様加工

Feb 13th, 2016

中古SR20エンジンも最近ではターボの物が少ないですね。あっても状態の悪い物が多いです。シリンダーの上面が溶けていたり等々。
そこでNAのシリンダーブロックをターボに使える様に加工する事が有ります。これはお勧めです。
中古エンジンもNAは比較的安価で買えますし状態もいい物が多いです。

NA=シリンダー下部のオイルジェットが無い→穴加工してオイルジェットが取付出来る様にします。
NA=ターボへ行く油圧穴、水穴無い→穴加工してラインを取付可能にします。
NA=ターボからの戻りオイルライン穴無い→穴加工してオイル戻りを可能にします。
基本的には、NAシリンダーもターボも型は同じで加工がされているかされていないかです。

当社は上記の加工を実施して42,000円(税別)で行います。
これでターボ用のシリンダーブロックになります。