ランボのV12ディアブロシリンダーヘッドの修理です。
カムラインの焼付きの修理ですが、キャップを作り直しての修理をしています。
画像はラインボーリングを実施するところですが、小径なので非常に気を使います。スラスト面も痛んでいますので端面修正もしましょう。
カムキャップは以前に紹介したと思いますが、削り出しで製作した物で、3D-CADとCADCAMでプログラミングし切削です。
PORSCHE911シリンダーホーニング
PORSCHE2.7の空冷シリンダーの内径加工です。ピストンクリアランスの調整ホーニングです。
当社はニカジルシリンダーもホーニング加工出来ますので、たまに行います。
ダミークランクケースとダミーヘッドも作り合体してのホーニングです。
PORSCHEの空冷エンジンは一部の年式以外はすべてニカジルメッキ処理のシリンダーです。
マーレ社が開発したメッキ処理でニカジルメッキと言います。もの凄い硬度のメッキ処理でありながらしっかりと油を含んだ表面であり、もっとも内燃機関に適したメッキです。アルミシリンダーの表面に直接処理が出来る事もいい点です。
日本国内では数社このメッキをする事が出来ますが電極を作り固定治具等も製作しますので、大変な費用がかかります。またピストンリングも選びますので要注意です。特に硬質クロームメッキのピストンリングとは相性が悪いので。。ナイトライドリングならばいいかと思います。
私も国産エンジンを改造してアルミニカジル化してみたいですね。
PORSCHE911 Cylinder
Today we’re working on the inner diameter of the air-cooling cylinders for a Porche2.7. We’re honing to adjust the piston clearance.
At Naprec, we also work on honing Nika Gill cylinders, so we do this type of work on occasion.
We perform the honing by creating a dummy head and crank case and joining them together.
Pretty much all cylinders of Porsche air-cooled engines have nicadil plating treatment with the exception of a few models.
Nicadil plating is a process developed by the company Mare.
The plating has excellent harness and is also a great oil-containing surface. It is an ideal plating option for internal combustion engines and is also able to be processed directly on an aluminum surface.
I would like to alter domestically produced engines to aluminacadylate.
MINI1000エンジンバルブタイミング調整
今日はMINI1000のバルブタイミングの調整をしました。
この手のエンジンも当社は多く入庫します。
このMINIはKENTカムの280°位のプロフィールです。
作用角もリフトも大き目で楽しそうなカムシャフトですね。
最近カムプロフィール設計していないから、またやりたいな~。
Mini Engine
Today we are looking to adjust the valve timing for a MINI1000, a type of engine we work on very often.
This particular MINI has a 280° profile.
The cam shaft looks like it would be a lot of fun with a large working angle and lift.
We don’t get to work on cam shaft profiles very often, I wish we could do more of these.
TOYOTA強力エンジン7MG
TOYOTA最強のエンジン7MGのオーバーホールをしています。
シリンダーはオーバーサイズピストンでボーリングホーニングを実施。もちろんダミーヘッド取付です。
ピストンはWiseco製のピストンです。
シリンダーヘッドはフルオーバーホールです。カムシャフトは今回リン酸マンガン処理のもをほこどしてシム調整です。シムは標準のアウターシムでクリアランス調整しています。
バルタイも純正であいている3個のノック穴の範囲で微調整をしました。
さて、あとは細かなところを調整してカバー類の取付です。
日産L型エンジン
L型シリンダーブロックを改造します。かなり大きなオーバーサイズピストンを入れるためにシリンダーをくり抜きました。
ライナーを製作してここに圧入します。とにかく大きなピストンを入れたいから何とかして!の要望にこたえての作業です。
さて、どうなるかな?
RB26DETT腰下組
RB26DETTの腰下の加工組付けをしました。
ブロック上面面研、ダミーヘッド付ボーリングホーニング(TOMEI87ピストン)プラトー仕上げ、
コンロッド小端部バランス&大端部バランス、クランク曲り点検修正、ダイナミックバランス、メタルクリアランス点検調整、リング合口隙間の点検調整、こんな感じで組付けしています。
時間のかかる作業ですが、大事な作業です。
RB26DETT CNCポーティング
RB26DETTのシリンダーヘッドポートをCNC加工仕上げしました。
この切削目がいかにもって感じでいいんです。
INTとEXH共にこの加工を実施しています。
もちろんこの後は水圧検査をしっかり実施して水漏れ無い事確認して作業を進めますよ。
MAZDA LF型エンジンシリンダーブロック
MAZDAの新しいエンジンLF型をボーリングホーニングしました。
1㎜オーバーサイズのピストンに合わせての加工です。
初めて見たシリンダーブロック。アルミブロックで鋳造の仕上り感が日産トヨタとはかなり違いますね。
ホンダエンジンとも違います。シリンダー長は130㎜以上あり割と丈夫に作られているシリンダーブロックでした。