クランクキャップを他のエンジンの物を取付する為に加工しています。クランクキャップはシリンダーブロック本体と一対で製作されていますので、キャップが紛失したりした場合はブロックも使えなくなります。その場合は他のブロックのキャップを使い使える様に加工するしかありません。画像のシリンダーブロックはその為のラインボーリング加工をしている所です。
日産RB30改
RB30シリンダーブロックは必ずオイル溝加工を実施します。
RB26にはあるこのオイル溝、メタルをRB26使用するので裏溝加工をします。
この後はタイミングベルトアイドラベアリング取付位置の変更加工を実施すれば加工は終わりです。
日産RB26DETTシリンダーブロッククラック!
見えますか?ヘッドボルト穴の左右にクラック!
RB26のシリンダーブロックですが、古くなってきていることもありますが、最近みるブロックは多くなってきています。ヘッドボルト穴と水路の間のクラック。先日はRB25でもありました。このクラックは場所によっては油路と水路を繋いでしまいます。水とオイルが混ざってしまう事になります。当社ではRB26はボーリングする前に必ず上面面研を行い面出しとクラックの確認をします。
Countach LP500
ランボルギーニカウンタックLP500の製作したシリンダーライナーを挿入して突き出し検査中です。
シリンダーブロック上面からの位置の確認です。非常に重要な作業です。
ライナーを入れたり抜いたりの繰り返しです。
TwincamMINIカムキャリア修理
英国製のチューニングヘッドのツインカムMINIヘッドのカムキャリアの修理です。
カムキャップがズレていたり変形した物を直します。
調子よくなりました。
日産SR20DE改ターボブロック化加工
SR20DEノンターボブロックをターボブロックと同じ形状に加工しています。
画像はオイルジェットの取付穴加工中です。このほかに油圧をターボに送り為の穴加工とリターンの加工を施します。
最近ターボエンジンも高額なので、多い作業です。
日産RB25DE NEO6シリンダーヘッド
RB25DEのシリンダーヘッドです。インテークポート部分の画像です。上のヘッドはターボヘッドです。
下の画像はノンターボヘッドです。インテークポートの大きさが全然違います。
エキゾーストポートの大きさはどちらも変わらないし燃焼室やバルブ径も変わらないですが、、インテークポート内の流速を変える事でエンジン特性を変えているんですね。
ディアブロ シリンダーブロック
Lamborghiniディアブロのシリンダーライナーを抜いてみました。これから胴の部分の寸法を測定してから洗浄してライナー挿入の準備をします。いろいろなエンジンを見ますが、ヨーロッパのエンジンの鋳造はすごいなあといつも思います。
ローバーミニクランク修理
ローバーミニのクランクシャフトテーパー部の傷み面を修理しています。
フライホイール取付はテーパー勘合なのでよく齧ります。その部分を肉盛り研磨仕上げして修正します。
初めに余熱してから特殊な溶接棒で肉盛りです。
ウェットブラスト処理
Alfa-Romeoジュリアクーペのシリンダーブロックとフロントカバーをウェットブラスト処理してきれいにしました。
シリンダーブロックは4気筒までしかできませんが、かなり綺麗になります。