HONDAのエイプのヘッドとクランクシャフトです。共に有名なヨシムラのチューニングパーツです。ヘッドもクランクも共にオリジナル製作物です。
ヘッドにもクランクコンロッドにヨシムラのロゴが入っていてカッコイイです。
各部分の形状はみんなチューニング済みの形状になっています。
いまでは、これらの部品を組み立てればばっちりとパワーが出るようになります。昔は全てノーマルの部品を加工してチューニングしたのにね。最近は色々あってすごいです。
4輪業界ももっとガンバラナイト!
うちのD1用エンジンの再組立中です。各部の点検を行い、追加で表面処理を数点行い再度組付けです。当然バルタイも再度確認と微調整です。
今回の追加の作業は、
・バルブのすり合わせ・バルブリテーナーの再製作、(荷重変更とスプリングとの嵌めあい部寸法変更)・カムシャフト表面処理・ロッカーアーム可動部重量合せと研磨・ロッカーアーム表面処理・ヘッド面研(若干圧縮比変更)・ピストン表面処理・メインメタル交換・クランクシャフト磁気探傷検査、曲がり点検&バランス修正などです。
それから、インジェクターの噴出量のチェックと検査掃除も行いました。
このほか、車輌側はかなり多数の仕様変更を行います。真夏の大会です。熱対策重要です。エビスの大会まであと10日です。時間がなくなってきました。若干焦りも出てきました。
しかし、どうしてギリギリにならないとやらないのかな~。余裕のあるうちに作業をすればいいんですよね。
チタンで製作したSR20DET用バルブリテーナーです。
当社のD1車輌用ですが、右側のリテーナーは前回まで使っていた物で、うちで標準販売している物に表面にコーティングしたタイプです。
左のリテーナーは同じくD1に使う物ですが、軽量化と若干スプリング部の寸法を変えた物です。基本スプリングセット長は同じなのですが、スプリングの巻き径が異なるので新規に製作しました。
上部を軽量化した事で、○○グラム軽くなりました。。。
次回のエビス大会用で製作したので、今回はこれで組付けします。
バルブスプリングの荷重も前回時より数㌔高く組付けしてみます。しかし、折損事故も恐いので慎重です。
UP15って知っています?型式なんですが、あまり聞かないですよね。
トヨタの車輌型式です。
トヨタスポーツ800 通称 ヨタハチです。
エンジン型式は2U型です。水平対向の2気筒エンジンです。メインメタルはローラーベアリングを採用した変わったエンジンです。このクランクシャフトをこれから修理します。そうなんです。コンロッドのメタルが痛んでしまいましたので、アンダーサイズ研磨で修理。
基本はアンダー研磨できないクランクですが、今となっては流用メタルを探してでも修理して復活させないといけません。
なにかいいメタル無いか探し中です・・・・。
・・・・やっぱりコンロッドハウジングも改造して他メーカーのメタルを使うしかなさそうだな~。
コンロッドのボルト締め付け方向は水平対向特有の小端部方向からの締付けです。ポルシェやVolkswagenと同じですね。
直列6気筒エンジンです。それも24バルブです。
驚きなのが、空冷なんです!!
そう。オートバイです。
日ごろ24バルブのヘッドは見慣れていますが、これは 、ん~!驚きました。
メーカーさんはなんでこんなの作って市販したの?って感じが第一印象です。
でも、この長さのカムシャフトがセンター駆動なんていいじゃん!とか色々と考えてしまいます。
こんな変わった事するところが好きなんです。このメーカーさん。
↓ 下の写真は、スズキのGSX-Rのヘッドと並んだところです。置いた位置も差が出やすいかもしれませんが、あきらかにデカクナイデスカ?手前のヘッド。
これからバルブスプリング分解してオーバーホールです~。
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