今日の来客者様です。
RENAULTアルピーヌV6ターボです。
エンジンルームも見せていただきましたが、結構カッコイイエンジンでした。
ターボ時代のF1エンジンを思わせる独特の雰囲気でした。
こだわりを感じるいい車です。
以前にヘッド面研等の加工を当社で行い、その後で見せに来ていただきました~。(^^)
今日は、旧車ネタではないです。
でも、、、このエンジンもすでに旧車の仲間になるのかな?1992年位の年式だからなるか?
PORSCHE 964の後期型ヘッドです。
各部のオーバーホールをして最後に面研しました。(最少量面研です)
面研がきれいに仕上がったので、投稿してみました。
ポルシェは水平対向の6気筒です。多気筒なので全てのシリンダーヘッドの厚みが揃っていないとダメです。燃焼室容積がバラツキが出ますし、カムキャリアは3気筒でまたがった形状です。
厚みが違うとカムキャリアの下部に隙間が出てしまいます。
↓ 下の写真の手前の列は、930系のヘッドです。向こう側は964の後期です。
こんなエンジンも手掛けています。
またまた、旧車のエンジンです。
これからクランクケースの組立をして、シリンダーも組付けしていきます。
しかし、2サイクルは面白いです。非常に単純で部品点数も少なくていいです。
(でも、その分シビアなんです。私個人的には2サイクル大好きです。)
2サイクルにしては珍しいクランクウェブが釣鐘形状ですね。バランスを重視したのでしょう。
よく見かける2サイクルのウェブの形状は、円形なんです。1次圧縮をあげる為にクランクケース内の容積を小さくする為です。
シリンダーはオーバーサイズピストンでボーリング・ホーニング仕上げしました。またポート口部は、R取り面取りを施して組立準備です。
車輌の姿はこんな感じです。 ↓
(この画像は、他社様のwebサイトよりお借りしました。m(__)m)
旧スカイラインGTRのS20のクランクシャフトです。これは、当時物の純正クランクです。写真は修理後の状態(仕上がり状態)です。
S20のクランクシャフトのメインジャーナルは、段付き磨耗をしやすいのです。焼き付きでは無くです。オイルもしっかり廻っているんですけどね。
おそらく、メインメタルが上下共溝付き形状であるのと、クランクの製造方法が原因だと思います。当時の日産にしては珍しく高周波焼き入れでは無い熱処理をしていますので、、、。
最近では、社外でアンダーサイズメタルがありますので、そのメタルを使っての修理ができるようになったんです。メインもコンロッドも0.50アンダーサイズです。
もちろん、しっかりと寸法を測定して研磨仕上げをします。
その後は、最終表面熱処理にSQ処理を施します。これで、まるで新品の様なクランクシャフトに戻るわけです。
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