ポルシェ964燃焼室の修理加工

Dec 08th, 2009
964燃焼室溶接肉盛り

964燃焼室溶接肉盛り

 

ポルシェ964の後期型ヘッドの燃焼室内の肉盛り溶接の修理を行いました。

このヘッドは11月28日の紹介した、水腐食なのか、、、ブツブツと荒れていたヘッドです。
溶接してみました。
もちろん、溶接の前に下処理はかなり気を使い行いその後の溶接です。油分やカーボンが付いていると溶接できませんので~。
溶接の棒はもちろん特注品の物を使用していますよ。(企業秘密の棒かな!)

その後、本日に燃焼室内を切削仕上げをしました。
巣穴もほとんど無くいい仕上がりとなりました。
  ↓  シートリングも新規に製作して仕上げの加工を進めます。

燃焼室仕上げ後のポルシェ964

燃焼室仕上げ後のポルシェ964

最高の旧車です。S20!

Dec 07th, 2009
S20ヘッドの集合写真

S20ヘッドの集合写真

旧車ネタが続いています。。
S20のシリンダーヘッドの加工中です。

なんだか、S20のシリンダーヘッドが数台集まっています。
今日は、4台同時加工を進めています。
Z432のK3ヘッドもあるし、もちろんスカイラインGTRのK4ヘッドもあります。

まるで~ 昔、昔に日産プリンススポーツコーナーが港区三田に有った頃の様です。
懐かしいですね。あの頃は、本当にたくさんのS20エンジンを加工しました。

確か、、25年位前の話です。

そういえば、当時のプリンススポーツコーナーの会社はカッコよかったですよ。。。地下にあった工場も素晴らしかったです。(当時の担当者様は今でもお付き合いをしています。)

 
加工での失敗談もたくさんありますが、あの頃の苦い経験が今はものすごく役に立っています。

プロペラシャフト スパイダー交換

Dec 06th, 2009
SR311プロペラシャフト

SR311プロペラシャフト

 

プロペラシャフトのスパイダーの交換作業です。
古い年式の車輌はスパイダーの交換が可能な物があります。

ベアリングがクリップでとまっているタイプです。ガタの多い物はこの様に分解して交換します。

芯を見ながら組立するので、けっこう時間がかかります。
でも、肝心なところなのでしっかりと作業を施します。

この後は、ダイナミックバランス修正をして完成です。

ポルシェ911 67年

Dec 05th, 2009
シートリング腐食

シートリング腐食

 

先日紹介した67年の911のヘッドです。錆がすごくて真っ赤になっていたヘッドです。

分解したら、このとおりです。

INTのシートリングがボロボロです。完全に錆びてしまい使えない状態です。
放置されてしまい古くなったシートは最悪です。

シートリング外して入替ですね。

RB25DE NA

Dec 04th, 2009
RB25DE

RB25DE

RB25DEノンターボのエンジンオーバーホールです。

全て純正部品で組立する、完全なるオーバーホールです。
ただし、バランス関係は全て取り直しました。

コンロッドの大端部、小端部の重量合わせ。ピストンの重量合わせ。クランクシャフトはもちろん、ダイナミックバランスです。

シリンダーはオーバーサイズでボーリング・ホーニングも行いました。
リングの合口隙間のチェック調整などなどです。

クランク取り付けして、回転チェック。
お!このクランクテールのブッシュはAT車ですね。

RB25DE

RB25DE

CARRILLO

Dec 02nd, 2009
キャレロ コンロッド

キャレロ コンロッド

 

アメリカのキャレロ製のコンロッドです。

最近のキャレロはこのデザインの物が増えました。

このコンロッドは、LOTUSエリーゼのローバーエンジンK18用の物です。

SR20ローマウントパワーステアリングブラケット

Dec 02nd, 2009
SR20パワステブラケット

SR20パワステブラケット

 

SR20用のローマウントパワステポンプブラケット 近日発売です。

パワステポンプ位置を下に下げることで、駆動ベルトを短くできます。このことでベルトの脱落事故、外れてしまうトラブルがなくなります。競技時に起きるトラブルです。
エアコンのコンプレッサー位置近くまで下がってきますので、、残念ですがエアコンは外した車輌用となります。
ベルトの長さサイズは、800mm前後の物を使用するようになります。

写真に取り付けしてある赤いプーリーは以前から販売している、当社の大径プーリーです。

ローマウントブラケット専用の大径プーリーはもう少し大きくなります。
クランクプーリーやウォーターポンププーリー等は純正品のままで取り付け可能です。

RENAULT アルピーヌV6ターボ

Dec 01st, 2009
アルピーヌV6

アルピーヌV6

 

今日の来客者様です。

RENAULTアルピーヌV6ターボです。

エンジンルームも見せていただきましたが、結構カッコイイエンジンでした。
ターボ時代のF1エンジンを思わせる独特の雰囲気でした。
こだわりを感じるいい車です。

以前にヘッド面研等の加工を当社で行い、その後で見せに来ていただきました~。(^^)

面研仕上げ

Dec 01st, 2009
PORSCHE 964後期ヘッド

PORSCHE 964後期ヘッド

 

今日は、旧車ネタではないです。

でも、、、このエンジンもすでに旧車の仲間になるのかな?1992年位の年式だからなるか?
PORSCHE 964の後期型ヘッドです。

各部のオーバーホールをして最後に面研しました。(最少量面研です)
面研がきれいに仕上がったので、投稿してみました。
ポルシェは水平対向の6気筒です。多気筒なので全てのシリンダーヘッドの厚みが揃っていないとダメです。燃焼室容積がバラツキが出ますし、カムキャリアは3気筒でまたがった形状です。
厚みが違うとカムキャリアの下部に隙間が出てしまいます。

 ↓ 下の写真の手前の列は、930系のヘッドです。向こう側は964の後期です。

ポルシェ2台分

ポルシェ2台分

2サイクル単気筒!まさかの3輪車

Nov 30th, 2009
ダイハツ ミゼット

ダイハツ ミゼット

 

こんなエンジンも手掛けています。

またまた、旧車のエンジンです。

これからクランクケースの組立をして、シリンダーも組付けしていきます。
しかし、2サイクルは面白いです。非常に単純で部品点数も少なくていいです。
(でも、その分シビアなんです。私個人的には2サイクル大好きです。)

2サイクルにしては珍しいクランクウェブが釣鐘形状ですね。バランスを重視したのでしょう。
よく見かける2サイクルのウェブの形状は、円形なんです。1次圧縮をあげる為にクランクケース内の容積を小さくする為です。
シリンダーはオーバーサイズピストンでボーリング・ホーニング仕上げしました。またポート口部は、R取り面取りを施して組立準備です。

車輌の姿はこんな感じです。  ↓ 
(この画像は、他社様のwebサイトよりお借りしました。m(__)m)

ダイハツ

ダイハツ