製作コンロッド

Oct 05th, 2010
コンロッド削り出し

コンロッド削り出し

 

ワンオフコンロッドです。全て内製で製作したコンロッドです。
元々盛りメタル式のコンロッドだったのですが、通常の板メタル式に改造しました。

最近盛りメタル式のエンジンを良く見ます。本当にクラッシックなエンジンでないと盛りメタル式は無いです。

昔の加工屋はみんな盛りメタルを盛ったんですよね。

今回のコンロッドは、SNCM材を使用して製作した粘り強いコンロッドに仕上げています。ボルトは簡単に入手できるARP製のボルトをしようします。本体とキャップの位置決めはパイプノックが一番信頼性と再現性がいいですね。

MINI1300ヘッド

Oct 04th, 2010
MINI1300ポート研磨

MINI1300ポート研磨

 

MINI1300のヘッドチューンです。ROVER MINIです。ヘッド本体が鋳鉄材のヘッドなのでアルミに比べると硬いです。なので、ポートを削るのも大変です。それにノーマルの状態からレースに使える様な径まで広げるのも削り量が多いので大変です。

MINIのポートレイアウトはパワーが出にくいのです。
INTポートはひとつの入り口から二股に分かれ2気筒分となり、EXHは1番4番気筒は単独の常識的なポートですが、2番3番気筒のポートは出口はひとつとなり出てきます。ヘッドの中で2気筒が合流して出口ひとつです。
INTのレイアウトはまだいいと思いますが、EXHのポートレイアウトは何とかしたいですよね。
カムプロフィールのオーバーラップ時の効果がまるでオカシナ事になってしまいますから。変な燃焼状態になります。

でも、こんなエンジンだから色々とヤリガイが出て面白いです。

クランクバランスを考える!

Oct 02nd, 2010
バランサー

バランサー

 

クランクバランスは難しい仕事のひとつです。バランス修正仕事が出来上がった姿を見ると何も変化が無いので大した仕事ではないと思われがちです。
しかし、様々な事を考えながら仕事をします。
ダミーウエイトを必要とするタイプのクランクの場合は、コンロッドやピストン等クランクに取付される部品の重量も考えなければなりません。往復運動の質量と回転運動の質量、もちろん偶力的なバランスの事、往復運動の慣性力など。更にバランサーの回転数も色々と変化させてチェックします。
材質や熱処理にもよりますが、ある一定の回転を超えるとクランクシャフトはメインの軸受けのクリアランスを超えた曲がりが出ますこうなると意味の無いバランス測定となります。
クランクバランスを行う方は必ずコンロッドとピストンの重量バランス修正も行って下さい。当然、往復運動部と回転運動部で合わせて下さい。

RB26DETTガスケット抜け

Oct 01st, 2010
RB26DETTヘッドです。

RB26DETTヘッドです。

 

ヘッドガスケット抜けもここまでになると凄いとしか言いようが無いですよね。ガス抜けの勢いでヘッド本体を一瞬で溶かしてしまっています。

水路も通り抜けEXHポート内に抜けています。ウォータージャケットも何も有ったもんじゃないですね。

このヘッドは当社でいつも応援しているDRAGレース用のエンジンです。
Nosもかなりの量を噴射しているらしいです。

SR20ビッグボア加工

Sep 30th, 2010
SR20ブロック改

SR20ブロック改

 

またまたSR20DETのビッグボアスリーブ加工をしました。このブロックの他にも数台待っています。頑張ってやらないと!

DRAGレース用アメリカンV8

Sep 30th, 2010
INTバルブ

INTバルブ

 

INTバルブです。左がアメリカンV8の物で、DRAGレース用の物です。かなり大きいです。58mm以上の傘サイズです。ステンレスバルブと思いきやスティールバルブです。INTバルブの材質は以外に難しいんですよね。
これだけのサイズのINTバルブです。なので、ピストンボアもそれなりに大きいですよ。

INTバルブはピストンボア径と比例していますから。

右に置いてあるのは日産RB26DETTのINTバルブです。

TIGトーチを物色中

Sep 28th, 2010
カタログ

カタログ

 

TIGトーチを物色中です。TIGそうですアルゴン溶接です。このフレキシブルトーチは1本欲しいですよね。空冷式のトーチなので高電流溶接には不向きですが、直流でSUS部品などの溶接にはいいです。

道具って大事ですから。(ちょっと趣味もあるかも)

V12ヘッド修理します。

Sep 27th, 2010
V12の片側ヘッド

V12の片側ヘッド

 

ヘッドの燃焼室が痛んでします。
走行中にシートリングが外れたのだと思います。

これから修理をしますが、色々と心配です。無事に修理完成するのか。。。

一番の心配は歪みです。燃焼室を肉盛りしますので、必ず歪が出るんですよね。いかに歪みを最小限にするかですね。多少の治具を製作し溶接するしかないですね。

らんぼー

らんぼー

残念な姿

Sep 24th, 2010
(T_T) コンロッド

(T_T) コンロッド

 

非常に残念な姿です。

大好きなエンジン部品がこの様な姿に・・・

見ているだけで悲しくなりますね。

A12のフライホイール

Sep 22nd, 2010
A12フライホイール軽量加工中

A12フライホイール軽量加工中

 

A12フライホイールを軽量加工しています。

軽量加工の注意点は、やはり肉厚ですね。鋳鉄材で出来た物がほとんどですが、鋳鉄は割れる事があるので危ないのですよ。

残りの肉厚を測定しながらの加工です。

この後はダイナミックバランス修正です。円盤状なので一面としてのバランスを見ます。クランクシャフトに取り付いた状態を再現しながらの回転バランスです。

クランクのバランス修正時は低速で回しますが、(クランクシャフトを高速で回すとバランス修正の意味がなくなるので~)
しかし、フライホイールは少々高速で回します。