FERRARI Dino

Oct 15th, 2011

Dino

 

Dinoのシリンダーをボーリング・ホーニングしました。

ライナーがホーニングの加工中に回らないか心配しましたが、固着しているのか全く問題無く加工できました。

Dinoのエンジンは水漏れがするので色々と大変です。せっかくエンジンを全部分解していますので、水周りの修理をしっかりと行い仕上げていきます。

ドライブシャフト

Oct 14th, 2011

抜けない!

 

MAZDA車のドライブシャフトのスプラインが抜けないです。

結構力をかけてもダメみたいです。

調べると非分解との事でしたので、他の方法を考えます。

CylinderHead加工

Oct 13th, 2011

VR38

 

今日もCylinderHeadの加工現場は大忙しです。日本車から外車の様々なヘッドを加工しています。

写真は、VR38-GTRのヘッドで、現在シートカットをしているところです。

バルブガイドはベリリューム銅材を使用して製作し入替えました。ベリの材料は高価なので製品の価格も高価になってしまいます。

RB26シリンダーヘッド修理

Oct 12th, 2011

RB26DETT

 

RB26DETTシリンダーヘッドを修理しました。

水にオイルが混じる変な症状がでるRB26!ヘッドガスケットでもなく何だか原因不明のトラブル!

写真の油路の内部でのリークです。この穴は本来、アルミ栓か硬球栓でふさいでありますが、当社が外して修理したために1/8ptに変わっています。

この穴の奥でリークするんです。圧検するとすぐに出ます。

修理は、ダブルインプレグネーション法で行います。特殊な方法なので、確実に治ってくれます。

ATドライブプレート

Oct 10th, 2011

ATドライブプレート

 

AT車のドライブプレートを製作しました。

なんでもすぐに割れてしまうらしく純正品を何度も交換していたそうです。

もう壊れない物がほしいとなり!製作となりました。

一応SCMの材料から削りだしで製作です。

リングギアは純正品を焼き嵌め&TIG溶接で取付ました。もちろんバランス修正もしっかりと行い!

これで、長持ちしてくれると思います。

バランス修正

Oct 07th, 2011

BALANCE

 

V型クランクシャフトのバランス修正時に必ず必要なデーターが重量データーです。

特に注意したいのがコンロッドの重量です。

ReciprocatingWt と RotatingWtです。毎回実測しますが、アメリカの製のコンロッドの場合はデーターが添付しているので助かります。

この重量を測定しBOBWEIGHT重量を決定します。

コンロッドの形状で比率が変化するので面白いですね。

SR22-BIGボア

Sep 21st, 2011

コーティングピストン

 

久しぶりにSR22エンジンを組付けしています。

ピストンはスカート部にコーティングを実施してからの組立です。製造元にコーティングを依頼し発注するより自分達の信頼しているコーティングおじさんに頼んだ方が安心感があるのでいつもそうしています。

ピストンを挿入するとこんな感じです。 ↓ ↓
あとヘッドの加工とシム調整でヘッドを合体です。

SR22-90mmボア

GT-R MAGAZINE R’Sミーティング富士SW

Sep 19th, 2011

R'Sミーティング

 

18日の日曜日は富士スピードウェイで行われたGT-Rマガジン誌のR’Sミーティングに参加してきました。

当社はテントの前に旧GT-Rを置きエンジン部品を展示しました。

車両は箱スカGT-Rですが、展示のエンジン部品はほとんどRB26DETTの物です。ハイレスポンスKITのヘッドからDRAGKITのヘッドまで当社の得意の部品の展示です。

イベントは本コースを各ショップのGT-Rがデモラン走行をしていたり、GT-Rオーナー達のパレードランなどもあり盛り上がっていました。

しかし、どこから来るのか35GT-Rもモノスゴイ台数が集まっていました。。。

VR38 ROD

Sep 17th, 2011

H断面

 

VR38DETTのH断面コンロッドです。

BOBWEIGHT(ダミーウエイト)の重量を算出するのに大端部と小端部の質量を都度実測します。

「いつものタイプだな~」って思っていたら少し形状が違います。少し太くなっている!
  もしかして!
・・・重量測定した後、計算してみると!
BOBWEIGHTの必要重量が狙い通りにきています。

さすがです。

当社もバランス修正しやすくなりました。

シーケンシャル

Sep 13th, 2011

ホリンジャーシフト

 

オーストラリア製のトランスミッション ホリンジャー!このミッションのシフトをシーケンシャルに動作させるために必要なシフトドラム。

これを修理してみました。

上の画像は磨耗した時の姿です。これを肉盛りして成形修理です。

肉盛りは特殊な溶接棒での盛りで、盛ったあとに硬度がHRC60近くに高くなる溶接棒を使用です。その後に成形研磨し仕上げます。

下の画像は仕上がった後の画像です。硬度も高いので研磨も大変です。

ホリンジャーシフト